平成13年度リフレッシュ理科教育

3. 実験(身近な放射線をはかってみよう)

日時:平成13年7月20日

場所:長岡技術科学大学 極限エネルギー密度工学研究センター、極限棟2階201号室

講師:末松久幸

 

 

実験に使ったセシウム137の密封線源です。木の枠の中にある黄色い物がそれです。右にガイガーミュラー管(上、講義で配布した物、(有)アルファーツクバから購入(定価39,800円、0297-35-4737))と、シンチレーションカウンター(下、(財)放射線計測協会から借用した”はかるくん”)を5、10、20センチはなして置きます。このガイガーミュラー管のカウント数を5分間積算して記録しました。線源も(財)放射線計測協会から借用しました。遮蔽の効果をデモンストレーションできるように、アクリルや、鉛の板もたくさん入っていました。今回は小学生もいたので、遮蔽の実験は行いませんでした。

 

測定中の光景です。配布したガイガーミュラー管の感度は低く、バックグラウンドの強度が15カウント/5分なのに対して、10μシーベルト/hの放射線強度の場所でも88カウント/5分しかでませんでした。よって、放射線強度が低い場所の測定は、結構暇で、小学生には飽きてしまいます。1.5m離れた測定者の場所での放射線の強度は、0.07μシーベルト/hで、バックグラウンドの0.05μシーベルト/hと比べて大差ない強度の場所に座らせました。

 

測定結果は以下のようになりました。

測定法 バックグラウンド 5cm 10cm 20cm
ガイガーミュラー管(5分間) 15カウント 88カウント 68カウント 30カウント
シンチレーションカウンター 毎時0.050

μシーベルト

毎時9.3

μシーベルト

毎時2.9

μシーベルト

毎時0.7

μシーベルト

これから、このガイガーミュラー管の、放射線の強さに対するカウント数の直線性はかなり悪いことがわかりました。

 

参加者の1人が、シンチレーションカウンターで、実験室内の放射線の強さをはかっています。(財)放射線計測協会は、このはかるくんを無料で貸しだしてくれます。さらに、これには大変良くできた小冊子がついており、これは貸し出し終了後も手元にとっておけます。

 

講義で使用した、RIセンターから借用した、ベータちゃんです。放射線を発する身近な物がたくさんついていて、デモンストレーションにうってつけです。

 

関連サイト

東京電力

原子力発電、放射線の解説があります

たまちの物理ホームページ

いまはなき秋月電子のガイガーミュラー管キットを使った放射線物質探索の記事が載っています。

(財)放射線計測協会

シンチレーションカウンター”はかるくん”、および放射線計測キットを無料で貸してくれます。

Vernier

海外のサイトですが、放射線検出器を販売しています。最も安いのは138US$です。

NGKサイエンスサイト

非常に低予算でできるガイガーミュラー管の作り方が記載してあります。これはすごいアイディアです。
エービーオーシステムズ 今回購入したガイガーミュラー管の販売先です。定価39,800円です。残念ながら、感度は上記の通りです。

 

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3. 実験(身近な放射線をはかってみよう)

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