TA・RA

低濃度有機性廃水を対象とした省エネルギー型排水処理システムの実用化に関する研究

名前と所属


星野 哲馬 星野 哲馬(Hoshino Tetsuma)エネルギー・環境工学専攻 2年

学歴
2004年 長岡工業高等専門学校 電気工学科 卒業
2006年 長岡技術科学大学 電気電子情報工学課程 卒業
2008年 長岡技術科学大学 電気電子情報工学専攻 修了
現在 長岡技術科学大学 エネルギー・環境システム工学専攻に在籍

研究実績

1) 伊東 淳一, 藤井 崇史, 星野 哲馬, 小高 章弘, 佐藤 以久也, 田中 大輔: “ベクトル制御における外乱オブザーバを用いたインバータ出力電圧の誤差補償手法の解析”, 電学論D, Vol. 128, No. 8, pp.1005-1012 (2008)
2) 星野 哲馬, 伊東 淳一: “誘導機のV / f 駆動システムにおける外乱オブザーバを用いた電圧誤差補償法”, 電学論D, Vol. 129, No. 4, pp.389-398 (2009) 3)星野 哲馬, 伊東 淳一: “誘導機の速度センサレスベクトル制御における外乱オブザーバを用いた出力電圧誤差補償”, 電学論D, Vol. 129, No. 9, pp.945-946 (2009)
このほか,IEEE Transactions on Power Electronics 誌へ1通ジャーナルを投稿中。また,15件の口頭発表(うち3件の国際会議を含む)を経験。

研究の背景と目的

 近年,誘導電動機駆動システムとしてインバータを用い,ファン・ポンプなどの大幅な省エネルギー化が行われている。しかしながら,インバータにはデッドタイムをはじめとする出力電圧に誤差を生じる要因が存在し,トルクリプルや回転ムラといった制御性能の劣化を防ぐため,種々の誤差補償手法が提案されている。
これまで提案されている一般的な電圧誤差補償手法は,電圧誤差補償量のみを制御回路で推定し,モータ電流の極性に同期した方形波で補正を加えている。すなわち極性切り替え時の判定遅れ問題や中高速域での応答遅れへの対応が不十分である。そこで,本研究では,外乱オブザーバを用いた電圧誤差補償手法を提案し,極性判定の遅れに起因する問題の解消を目的とする。